さいごはカラダの大掃除?
近くの温泉に行ってきました。
偉そうなおじさんが露天風呂でロシア人の青年に日本語で説教をしていました。
別のおじさんはロシア人のおじさんとロシア語で楽しげに会話していました。
久しぶりにロシア語を聞いて、チェブラーシカを思い出した。
ちょっと幸せな気分になった。
さて、2014年、最後の振り返り…
やっぱり今年の最後はノラノコでした。

12月6日にノラノコの収穫祭がありました。
祭りと言っても決して派手なものではなく、静かに最後の時を迎えました。
収穫したお米をみんなに分配して、稲木を解体し、輪になってすり鉢で籾摺りし、そのお米を炊き、持ち寄ったおかずとお米をみんなで美味しくいただきました。

今年の3月から始めたノラノコのシアワセな米作り。
月に一度の共同作業日に、集まった仲間で自然農の米作りを学んできました。
雨の日も、雪の日も。日照りが続く日も、台風の日も。

今までの人生でこんなにお米を見つめてきたことはなかった。
いわゆる田舎の兼業農家の息子として育ってきた僕はまともに父の田圃を手伝うことはなかった。それは慣行農業のやり方にどうしても慣れなかったから…農薬や化成肥料の匂いを嗅ぐ度に嫌になり、距離をおくようになっていた。
ただ、それでも父が懸命に作ったお米をあたりまえのように食べて育ってきた。
それは何年も何年も矛盾の中で生かされてきた時代。

ノラノコの活動を一年間取り組み、ようやく父の田圃を手伝う準備ができた気がする。
老いていく父もいつかお米を作れなくなる日が必ず来る。
そのとき、はたして僕は家族のお米を作ることができるのだろうか…
今からでも遅くないかな。

お正月に自分たちが作ったお米を食べてもらおう。
そして、父が作ったお米もまたいただこう。
いつもどうりでいつもとは違う関係に。
父のように家族のお米を作れる人間になりたい。
一歩づつ、一歩づつ。
僕はようやく父と同じ土の上で生きはじめた。
できればまた来年もお米をつくりたい。
できれば次の世代に受け繫いでいきたい。
父は父のやり方で。僕は僕のやり方で。
これからはじまる新しいストーリー。

今年はノラノコの活動を通して、たくさんの素敵な仲間にも出会え、本当に大切なことに気づくことができました。一緒にお米を作ってくれたみんな、本当にありがとう。
藍に染められた美しいノラふくを作ってくれたchar✴︎のマナミン、ありがとう。

1年間、熱心に米作りを教えてくれたsatosato ほんとうにお疲れ様。
いつも言葉では伝えきれないけど、ありがとう。
2人のおかげでたくさんの幸せな顔をみることができました。
また家族のように集える日を心から楽しみにしています。

いよいよ、年が明けますね。
今年もほんとうにたくさんの人にお世話になりました。
心より感謝します。ありがとうございました。
来年はさらに自然に還りたいと思っています。
2015年もよろしくお願いします。
それではみなさん、よいお年を。

今年はharuka nakamuraさんの「光」を聴きながら、締めくくります。
チシン
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- 2014/12/31(水) 23:20:27|
- ◆ ノラノコ
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