あるあたたかな初夏の日、茶人の堀口一子先生と、森の近くの神社まで茶摘みに出かけました。
今日は烏龍茶[青茶]をつくります。

神様のおひざ元から、すこしだけお茶の新芽を分けていただきました。

茶と藍、よく合いますね。
タイムスリップしたような錯覚。

すこし時期が遅かったようですが、できるだけ若い葉を頂いてきて、天日に当てます。

その後、竹笊の上でふりふり。
2~3時間も降ってたでしょうか。葉の表面に細かな傷を付けることで発酵がすすみ、すこしずつ香りが立ってきます。
十分なところで、火入れ。
これで発酵を止めて、風味を込めます。

次、手ぬぐいに包んで、もみもみ、こねこね。(揉んでいる途中の状態↓)

ねじりを入れていくと、さらにお茶らしい、美味しそうな香りに変わっていきます。不思議~
最後にもう一度、今度は遠赤外線効果のある陶器の耐火皿の上で乾燥させ、完成。

ここまでお昼ご飯をはさんで、所要時間約4時間。
手づくりのお茶ができちゃった!

各人の揉んだお茶を飲み比べたんですが、なんと、それぞれ香りや風味がちがうんです!
同じ木から採れたのに、なぜ?!面白い!
漠然と「茶づくりは専門の機械と技術のある人じゃなきゃムリ」と思い込んでいたことを反省。
一子先生は医食同源の中国茶をもっと身近なものにしてほしい、との想いで活動されてるんですが、この日茶づくりを体験して、すんなり納得しました。
何より、美味しいんですよ、この4時間出来たお茶が。とっても。
中国茶は淹れ方もとてもシンプルです。

器具を温めたら、あとは熱々のお湯を注いで、抽出して、いただきます。
しかも、何煎もいける。

ちびりちびり、お猪口のような湯飲みでいただくのがまた、楽しい。
おしゃべりにも花が咲きました。うふふ
滋賀県はお茶の産地でもあり、お家にお茶の木をお持ちの方も多いですが、日本茶づくりはもうすこし手間がかかるそうですし、お茶製造屋さん?も減っているので、なかなか活用できてないお宅もあるそうです。
家族で食べる味噌や梅干しをつくるぐらいの感覚で、烏龍茶づくりがもっと広がったら良いなあ。
うちは来年もまたやろーっと。
だって、本当に美味しいんだもの!
一子先生、ありがとうございました。
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- 2014/06/17(火) 12:00:00|
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